クロード、語る4
お題「オペラの理解について」
テレビでオペラについてやっていた時のこと。
クロード、語ります。
うーん。私オペラって好きではないのよね。昔ね、友達と行ったことがあるんだけど、結果、よくわからなかったわ。友達はとーっても喜んでたんだけどね。私はわからなかったわ。歌ってるじゃん?まず、歌わないで普通に話した方が早いよ!何かを伝えるのにあんな言い方してたらダメだわ。すぐ言わなきゃ!ちゃんと言わなきゃ!しかも、歌ってるのがフランス人でなかったりするじゃん?イタリア人とかイギリス人とか。発音が違ってわからないんだわ。歌ってるからアクセントも違うんだわ。声自体はきれいだと思ったんだけど、声を聴くんではないからねえ。物語を理解しないとねえ?(と・も・子の意訳)
言っちゃっています。ズバリ言っちゃってくれてます。
と・も・子、のことですか?
今の課題。
と・も・子が話すと理解されない。
筆談は通じる。簡単な単語で話してもらえると理解できる時も増えてきた。
でも話すと伝わらない。
発音が違う。アクセントも違う。リエゾン無視のブツ切り発声。一昔前の留守番電話のアナウンスのよう。もしくは宅配便再配達受付。
ブツ切り発声だと「わ・た・し・は、と・も・子、です」
リエゾンありだと「私はと・も・子です」
こんな感じに聞こえてしまっているのかしら。
英語の発音はアメリカ人が口の中まで見せてくれて割とあっさり理解できました。それに比べてフランスは口の筋肉の使い方が複雑。口唇、喉の奥、いわゆる鼻濁音。
口笛が吹けないのと同じかもしれません。
外から見る口の形は一緒でも、舌やほっぺたの筋肉で音を出しています。
でも!筋肉なら練習あるのみかもしれないという望み。しかも、まだ聞き取れない音もあるので耳がもう少し慣れてきたらできるようになるかもしれないという望み。聞こえない音は再現できませんからね。