人生の転換点が来る2
フランス語を学んだことがある方であれば分かりやすいと思うのですが、と、と・も・子が語れるわけでもなく。
フランス語では丁寧な言い方や初対面の人にはvous、親しくなってくるとtuを使い、英語でいうyouを表します。
「そこのあなた様」と「〇〇(さん)」
これくらいの距離感でしょうか。
と・も・子はこんな感じに解釈しています。
雨の朝、同じ細道からマダムが歩いて来ました。どうも道の反対側でと・も・子を待っています。
マダム:こんにちは。
と・も・子:こんにちは。
マダム:「そこのあなた様」はピエールとクロードのところに住んでいるの?学生さんね?日本人?学校はあそこかしら?
と・も・子:はいそうです!
個人情報漏れすぎ!と一瞬思いましたが、ここ雪国に日本人が少なくて珍しがられるよ、と言われたのも思い出し、更にはピエールとクロードが長年留学生を受け入れているのも思い出し、まあ、この雪国に人相の違う人が歩いていたら色々とわかるよな、と納得したのでした。
マダムとは同じバスに乗ることがわかり、道すがらさらなる個人情報を引き出されたのでした。
そして次の日、と・も・子がバス停でバスを待っていると、マダムがお友達2人を連れて来ました。
マダム:この3人はね、このバスで友達になったの。何年も同じバスに乗ってるのよ。ところで今から「そこのあなた様」のことtuで呼んでいいかしら?
と・も・子:!!!!!!!いいです!いいです!tu使う。嬉しいです!ありがとうございます!
vousからtuになる瞬間きたぁぁぁっっっっっっつ!
親しくなるとtuになるよってフランス語先生が言ってたよぉ!これのことです!