と・も・子、こけし屋さんに行く2
家に帰ってからふと思いました。
チップの話。
授業でレストランの話になった時、やさしいせんせいが、フランスではチップの文化はないですよ、と教えてくれました。
こけし屋さんでもチップ必要ないですか?
ピエールとクロードに聞いてみました。
チップは、昔はあったよ。でも今は直接はしなくていい。レジのところに箱があって、そこにお金は入れるのよ。2、3€くらいかしら。入れても入れなくてもいい。隙間があっていかにもっていう感じだからわかるわ。
なるほど。
いよいよ予約の時間。
アンジェリカに向かうとお姉さんも接客中。英語を話すというお兄さんも接客中。
お兄さん:こんにちは
と・も・子:こんにちは!予約。
お兄さん:座って待っててね!
座って待ちました。
シャンプー台やヘアケア用品が売ってあるあたりは日本と同じ。
前のお客さんが終わり、お兄さんがと・も・子の元へ。
お兄さん:○○○?
と・も・子:??
一瞬で黒装束を着せられました。ポンチョのような形です。日本では前から腕を通して、美容師さんが苦しくないかを何度も確認して着せてくれるアレの代わりでしょう。日本のアレは後ろで留めますが、この黒装束は前で、しかも首周りだけを留めます。それより下はただ布同士が被さっているだけです。
いよいよ椅子に案内されます。
ちなみに上着や大きな荷物は自分で棚に入れるようです。と・も・子は小さなバッグだったのでそのまま持って行くことにしました。
お兄さんに何枚か写真を見せました。
と・も・子:この髪型好きです。これも好きです。切る。
お兄さん:短いね。
と・も・子:髪のここ、バイバイ。ここもバイバイ。ここはバイバイしない。
お兄さん:後ろはバイバイ。はいわかりました。シャンプーしましょう。