と・も・子、学校へ行く3
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
毎朝、明るくなると大通りをバスに乗って出かけます。
と・も・子の通う学校では十二支がひと回りするくらい様々年齢の生徒さんがいます。
フランス語のレベルが上になると生徒同士はまずフランス語で会話しています。
と・も・子のいる下から2番目のクラスでは英語とフランス語が半分半分。ただし、知っている単語が同じなので伝わります。これは同じ単語力で話すメリットかもしれません。
授業で分からない単語が出てきた場合、辞書を使うことは禁止されていませんが、特にその必要はありません。
先生が上手に説明してくれます。時に比べたり、例を並べたり、画像を見せたり。
野菜の名前やチーズ種類は特に。
と・も・子は授業時間に辞書を引いたことがありません。先生の説明で十分だからです。
時に、あまりに辞書を引いている時間が長い生徒には先生が一言声をかけたりするほどです。
ちなみに日本にいるときは、iPhoneを使って調べていました。留学のお世話になっている人から紙の辞書が誤解されなくていいですよ、というアドバイスもあり、急遽購入しました。
クラスではiPhone派、電子辞書派、紙の辞書派、持ってこない派と様々。
でも特に困ることはありません。
通常授業はいわゆる一般フランス語の授業です。これでも十分ですが、先生はフランス語の試験のDELFを受けるようにすすめてきます。試験対策の授業もあって熱心です。
と・も・子にとって試験を受けることはモチベーション維持のひとつになっています。
フランス特有の思考のトレーニングもあって単なる試験対策ではないのが面白い。これがDELF対策の要だそうです。