と・も・子、カヤックに乗る
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
今日は十二支仲間に誘われてカヤックというものに乗る日です。
ものしりシリちゃん:カヤックに乗らない??
と・も・子:いいよ!カヤックって何?
ものしりシリちゃん:ボートみたいなものに乗って漕ぐんだよ。楽しいよ!
無事に仲間と待ち合わせて、いざ、カヤック乗り場へ。
カヤック兄さん:何人?何時間?
ものしりシリちゃん:5人、2時間。
カヤック兄さん:全員1人乗りでいい?
ものしりシリちゃん:はい。
と・も・子:(えーー!2時間!1人乗り!?!?)
と・も・子以外の十二支仲間はみんな頷いて、あっさり決定。
カヤック2時間、しかも1人乗り。
カヤックって見たことないんですが。
乗ったこともないんですが。
落ちたら再び乗れないと思うのですが。
漕ぎ方わからないのですが。
2時間って訓練だと思うのですが。
助けて!ってフランス語で知らないんですが。
そんなと・も・子を見てカヤック兄さんが確認してきました。
泳げる?
いや!それか!?
それは最終手段だと思う!
どういう風に座って、棒はどうやって持って、どの方向に動かすのかとか...あると思う!
少し不安を感じながらライフジャケットを渡されたと・も・子は、ものしりシリちゃんに促されて湖に。
ものしりシリちゃん:さ!湖の向こう側に行こう!
と・も・子:(えーーーーーー!)
そして十二支仲間とともに本当に2時間漕ぎ続けました。
炎天下の訓練でした。
おかげさまで、と・も・子はカヤックが漕げるようになりました。数km漕ぎ続けたのですから!
棒は「パドル」というらしいですが、パドルで後ろにバックしたり、回ったりできるようになりました。パドルでカヤック同士を繋げるという技もできるようになりました。
ものしりシリちゃん、訓練ありがとう。
ただし...
次の日、全身が筋肉痛。
特にお腹と腕。
何も握られなくなるくらい手が筋肉痛でした。力が入らず教科書すら持てませんでした。