と・も・子、専門店へ行く2
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
今日はピエールとクロードの結婚記念日。クロードは数日前から嬉しそう。カレンダーに印までつけて待っています。
夜にはピエールとクロードはリアル家族でレストランへ行く予定。
どうぞ!行って下され!お構いなく。
何でもいいです。この日ばかりはバーガーキングでもドミノピザでもいいです。
久しぶりにこういうもの食べたいですし。
気分屋のと・も・子は思いました。
何かちょっとしたもの贈ろうかな。
でも...フランスの結婚記念日の定番って何なの?
十二支仲間:と・も・子だったら何が欲しい?
と・も・子:うーん。使うもの。物として残らないもの。石鹸とか。キャンドルとか。
十二支仲間:今一番欲しいものは?
と・も・子:ネコ。猫飼いたい。猫プレゼントしたい!
十二支仲間:お揃いのTシャツは?
と・も・子:それ、アメリカの人はよくやる!
そう言う訳で、花束になりました。
フランスではその年ごとに結婚記念日に贈るものの定番があるのよ、とバス友達。参考にはしました。ありがとう。
結局、なぜかわからないまま花屋さんへと向かいました。
と・も・子:友達の結婚記念日。ブーケ欲しい。これいいですか?結婚記念日にいいですか?オレンジの色、好き。
花束名人:んーまあ良いけど...それ、造花よ!
ぞ、造花!!!
オレンジと紫のコンビネーションの花束、これインクで色を入れてるんですってぇぇぇえ!!
ええ!?
ええ、ええ、生花にしましょう。もちろん、そうしましょう。
普通は生花よ、と花束名人。
そりゃそうだ。わかってる。世界の常識だと思ってる。
でもフランスには蛍光オレンジの花があると思ったんだ。見慣れない植物あるし!
でもさすが。
造花のイメージからあれやこれやと選んで、生花でブーケが出来ました!
気になるお値段ですが、生花は日本と同じくらい、もしくは少し安いくらい。観葉植物の類はかなりお手頃です。香りの強い花は置いていないのかしら、独特の甘い香りはあまり感じませんでした。
ちなみに造花のブーケは生花と同じくらいのお値段です。道理で見間違えた訳です。
そして、カード選び。
花束名人に専用のものを選んでもらいました。
花束名人:カード今書く?
と・も・子:今書けない。私はフランス語の学生です。だから書くことができません。
花束名人:書こうか?
と・も・子:はいぃ!よろしくぅ!結婚記念日記念日おめでとう!末永くお幸せに!みたいな。
花束名人:...変だわ、それ!ん...書かせて!
という訳で、全く他力本願なのに素敵なブーケに正しいフランス語のメッセージが添えられましたとさ。
めでたしめでたし。