おらフランスさ行ぐだ!

フランスでの語学留学

役者、トントン

ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。

パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。

そのピエールとクロードは犬を飼っています。

 

名はトントン。

 

トントンはとってもお利口さん。他の犬に吠えられても吠え返さないというのがクロードの自慢。じっとクロードの隣でお座りして我慢するんですって。

 

一日のほとんどをトントンは自分の部屋で過ごします。部屋のドアを開けていても自分の部屋で寝ています。夕食の時にはテーブルのそばに来ますが、座っているだけ。欲しがりもせずに。吠えたことなんてあったでしょうか。

 

クロードが料理をしている時はちょっとだけ演技をします。

首をかしげて、ウルウルの瞳で見つめる。

トントンもフランスで生まれただけあるなあ。

 

こんなトントンが感情をあらわにする時があります。

まずは散歩に行く時。

名前を呼ばれたら、部屋から出てきます。雰囲気を察して家の中を小走りします。何往復も。むしろ踊っています。

 

普段はファンキートントン。黒のレザーにツンツンの鋲が打ってある首輪をしています。

でも散歩の時は甘辛トントン。蛍光オレンジの首輪を重ね着けします。

でもリードはチェーン、しかもカラビナで首輪と繋げます。

トントンはチェーンに繋がれてるのをお座りして待ちます。でもできません。

 

行きたい。でもこれをしないと行けない。1秒でも早く着けてもらうために協力しますから!!

我慢して立ち上がらないようにしようとしているのがわかります。

理性と本能のせめぎ合い。

 

そしてもう一つ。

こちらはかなり強烈なせめぎ合い。

育ての親が帰ってきた時。ピエールとクロードの息子さんです。

 

トントンは息子さんが帰ってくるのがわかる様子で、はっと気付いて玄関の前に行きます。

少しして、息子さん帰宅。

 

声を出さずに跳ねています!というか声が裏返って出ていません。舌出しっぱなし。しっぽも振り切れそう。330度くらいは振り回しています。ぶるんぶるん。

こういう無声映画あります!数年ぶりに空港で再開したカップルみたいです。

激しい抱擁。

キスの嵐。

 

 

トントン、4歳、女児。

主食...ドッグフード

好きな食べ物...お肉の油

嫌いな食べ物...野菜全般