と・も・子、異変を感じる
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
健康第一で雪国生活を送る、というのがと・も・子の目標。
しかし、雪国で生活し始めて割とすぐ、と・も・子は体に異変を感じました。
お、お腹の調子が悪い。すごくわるい。下痢だ。いつも下痢だ。特に痛くはないが下痢だ。
全身が浮腫んでいる。着圧タイツを履いても浮腫んでいる。朝起きても浮腫んでいる。なぜだ。顔がぱんぱんだ。目がブヨブヨだ。
犬のアレルギー...?
動物アレルギーは耐え抜いた過去があるので時間の経過と共に慣れると思っていたが...
十二支仲間と食事をした時の話。
その中の1人はいわゆる激しい系のアレルギー持ちでいつも予防薬と緊急薬品持参。
そして思い出した。
あ!牛乳でお腹壊すんだった!小麦も血液検査ではアレルギー反応出るんだった!
これです、おそらく。
東京の一人暮らしでは当時、糖質制限が流行っていたのもあって、パンの類は避けていました。元々、牛乳もヨーグルトも食べませんし。
ただ、食べれますよ。症状が出るだけで。
ホームステイ先を決める時、アレルギー等を書く欄があったのですが、と・も・子はこれを熟慮の上「なし」と記入。
フランスでパンと乳製品を外した食事なんて誰が作れるのでしょうか。ベジタリアンだってパンは食べますし。ホストファミリーが決まらないではないですか。
そして多分、毎日じゃがいもとソーセージになるでしょう。まるでドイツ。でもここはフランス!!
食事はリスクを取っても楽しみたい、これがと・も・子の理屈。
でも、さすがに辛いわ。というか変だわ、体。
そしてクロードに言いました。
私、パンは自分で買って食べます、と。
あっさりありました、グルテンフリーパン。各種あります。
小麦抜きではないのが心配なのですが、あるブランドのパンは問題なく食べられました。
そして嬉しいのが、小麦抜き食事の充実っぷり。外食はほとんど問題ありません。何かしら食べられるものがあります。
さらに、地の利を活かして学校のみんなに聞きました。だってここは多国籍軍。知恵がそろっています。コーンのクスクスや、穀物(謎)のクラッカー、中東のファラフェル、コーンフレーク。中東、アフリカにヒントあり。
そういうわけで、じゃがいも生活も免れクロードも安堵。と・も・子も健康を取り戻しました。めでたしめでたし。
トントンの濡れ衣はごめんなさいね。