と・も・子、目の当たりににする2
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
語学学校の十二支仲間が具合が悪い!そう聞いたと・も・子。
と・も・子:大丈夫か?
十二支仲間:大丈夫だ。
と・も・子:大丈夫じゃない。病院だ。
十二支仲間:そう思う。でもお金...
と・も・子:保険はあるんだ...よ、ね?
十二支仲間:ある。
と・も・子:見せて!電話して確認するから...
そう言って電話をしてみました。
電話の音が聞きなれない音だったので、一瞬で思いました。
...フランス語だったら、と・も・子話せないよ☆
保険のおじさま:こんにちは。ご用件は何ですか。
と・も・子:こんにちは。えーえーえーっと。英語で話していいですか?
保険のおじさま:もちろんです。フランス語より英語が良ければ英語でお話しください。
と・も・子:日本語の選択肢はありますか?
保険のおじさま:ないですよ。
保険おじさまが一瞬ためてから「ないですよ」というのを聞き逃しませんでしたよ。
と・も・子は。
すぐにもう1人のフランス語を話せる十二支仲間に渡します。
こちらの問題はクリア。
と・も・子は思いました。
と・も・子の保険は日本語対応でよかったわ。
そして、電話をかけられる環境でよかったわ。
実はと・も・子がフランスの携帯番号を持ったのがこの1週間前。学校とホームステイ先のwifiだけで過ごしていました。
特に困らなかったのですが、数ヶ月経過したある日...十二支仲間から、sim買って下さい、お願いします、と懇願されたのでした。と・も・子と外で連絡がつかないのが困るらしい。
懇願してくれた仲間よ、ありがとう。
wifiがないと誰にも助けを出せないですから。例え病院に運ばれたとしてもwifiがなければ仲間も呼べない。保険会社にも連絡できない。親にも連絡できない。
すぐに連絡がつくというのは本当に大事。
そしてもう一つ。
手術が必要なくらい重症になった場合を考えてみたのです。今の現状ではと・も・子の親がフランスに来ることは不可能です。
理由は簡単。パスポートがないからです。
申請してパスポートできるのを待っていたら手術は終わってしまいます。
パスポート取って!と家族にお願いしました。
これが自分に起きたら怖い。武器は大切。