クロード、語る6
お題「アナウンサーのあるべき姿」
テレビを観ていたクロードが突然、語ります。
ちょっとこのアナウンサーの髪型何?ただ下ろしてるだけじゃない。顔をこんなに隠して。髪の色も赤、ってないわ。なんだか不潔ね。服だってさ、何であのアナウンサーのデコルテのを見なきゃなんないのよ。胸も強調しちゃって。だれも興味ないわよ。ノースリーブはなしよ。
別の曜日のアナウンサーはさ、ずっと笑顔で話しててとっても好感が持てるわ。それに比べて、今日。彼女は笑わないし髪が下りてるし、暗いの。
服だってさこれ家で着る服じゃない。アナウンサーなんだからもっといいものを着ないと。
ドナルドトランプの妻なんておしゃれじゃない。デコルテ出てないし。振る舞い方もわかってて。彼女みたいに何をどう着ればいいかをわからないといけないわ。あるものを着ればいいってものじゃないし、いいものを着ればいいってものじゃない。要は全体的な問題ね。
ラジオだったらさ、声を聴ければいいから、究極は何を着てもいいのよ。ショートパンツでもなんでも。
でもさ、今日の彼女はないわ。疲れてる。(と・も・子意訳)
言っちゃってる。なぜ今日のアナウンサーがクロードのツボにはまったかはわからない。
と・も・子が精一杯のフランス語でアナウンサーを代弁。
彼女は今日、疲れている。
あなたも疲れている。
そうなのです。クロードも疲れてるのですよ。朝から洗濯機5回も回したって言うし、私の部屋はあまりに汚いから掃除もしてくれたって言うし。
クロードは私が学校を休まず、夜遅くまで出歩かないことをとても褒めてくれます。でも、と・も・子の部屋がちょっと汚いことと気にしているのも知っている。
アナウンサーみたいに言われないように掃除頑張ります。
ありがとう、クロード。
アナウンサー、とばっちりごめん。一応、フォローはしておいた。