おもてなし
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
もうすぐ日本からお友達が来る日。はるばる海を渡ってネズミのと・も・子を訪ねてくれます。
これはおもてなしをしなくっちゃ。
と・も・子は純粋に嬉しい!
ただそれだけだ!
時間とお金を使ってここまで来てくれるなんて。仕事の都合もつけてきてくれたでしょう。
フランスの雪国観光も喜んでしますとも!
と・も・子が精一杯探しますとも!
何したいですか?
何食べたいですか?
絶対に買いたいものとかありますか??
それと!シャモニー見せたい、是非見てほしい!
雪国の観光案内に行くこと数回。だって、お姉さんによって知っている内容が違うんですもの。行くたびに新たな発見。でもでも、毎回とても親切。と・も・子のフランス語にも嫌な顔しません。わかるように紙に書いてくれたりもして。
次に、レストランの予約。
この雪国で名物を食べられるお店はいっぱいあれど、皆口を揃えておすすめしたのはあるレストランだけ。と・も・子もこれまで何回もお世話になっています。
うん、じゃあ、またここにしよう。
今までは、ランチタイムだったり、開店前に並んだりして一応予約なしで座れました。
でも今回は別。粗相は許されません。
でも...
電話で予約なんて絶対にできるわけないよ。どこまでが営業トークの挨拶で、どこから予約内容を聞かれているかなんてわかるわけないよ。
こんにちは。予約?いつ?何人?席どこでもok?
なら多分まだできる。情報量が少ないからだ。
こんにちは。こちら〇〇レストランでございます。いつもご利用ありがとうございます。本日はどのようなご用件でしょうか?ご予約でしょうか?いつをご希望ですか?何名様でございますか?あらかじめ決まっているメニューはございますか?テラス席でもよろしいですか?
では、再確認いたしますね、〇〇様、〇月〇日〇時から...
これは絶対にできない。
と・も・子は必要な情報を紙に書いて、お店に行って直接見せることにしました。
ok!
そう言われました!
うーん!めでたしめでたし!