と・も・子、専門店に行く4
ネズミのと・も・子はフランスいち幸せ者。
パリから遠くの雪国にホストファザーのピエールとホストマザーのクロードと住んでいます。
今日は十二支仲間でインド料理屋さんに行きます。これはカレー専門店、と言うのでしょう。
ピエールとクロードのお家の食卓には辛い食べ物は並びません。熱い食べ物も出てきません。
いつだったか、熱々のグラタンもどきをそのまま食べたと・も・子を見てピエールがまるで交通事故にでもあったかのような顔をしました。
と・も・子が寿司についてきたわさびを食べるだけでクロードが心配そうな顔してきます。だって息子さんはわさびを食べて泣いてるんです。
安全な食べ物しか食べていないと・も・子。わさびなんて辛くない。
と・も・子は刺激物を食べたい。熱くて痛いものが食べたい。冷や汗が出るほど辛いやつ。胃が突き上げられるやつ。
超激辛カレーとか、激辛カレーとか、激辛カレーとか。
十二支仲間に提案しました。
カレー食べたいよ??
そして集まったのが、学校中のアジア人。
チーム・アジア
彼らも辛さに飢えていました。一体感がありました。みんな思いました。
カレーってハズレないよね。
口コミも評価も見ずに向かったのは雪国にあるインド料理屋さん。
注文に一苦労したもののカレーが来ました。もちろん皆さま「辛くしてください」とお願いをしました。
来た。
口の中じゅわり。
...辛くないよ??え??え??
追加で出されたのが青唐辛子のペースト。
うんうんうん!大好き!
おかわり祭だ。わっしょい。わっしょい。
日本でいう○辛という基準がなく、最初は全く辛くありません。スパイスの風味だけです。ものによっては赤ちゃんも食べられるかもしれま
せん。そこに自分で辛味を足していくスタイル。
かけ放題。すごい。しかも青唐辛子なのがいい!
ただね。
辛いものってクセになるんです。
すでにカレーを食べながら、定期開催を誓うのでした。