おらフランスさ行ぐだ!

フランスでの語学留学

おもてなし4

エギュイ・ディ・ミディを離れて、バス時間まで1時間ちょっと。街を散策しましょうか、ということでシャモニーの目抜き通りを進み、突き当たりの教会に入りました。

 

ふら〜と中を見て回っていると、何人かが2階に上がって行くのが見えました。

教会に入ってステンドグラスを見たりして雰囲気を感じるのが大体。どこの教会にも2階があるのですが、観光客が入られないようにしてあるのが常でした。

 

あらあら、よろしいのかしら??流れに乗ってと・も・子も2階へ参らせていただきました。

 

そこにあったのは巨大パイプオルガン。

こんなの見たことない〜

しかもメンテナンス中。中の構造まで見せていただきました。

と・も・子たちの前を行くご夫婦がいて、調律師さんに話しかけています。そしてそのまま演奏会となりました。

 

なんと幸せなことでしょう。こういうことがない限り、もう一度この音を聞くことは無いと思います。パイプオルガンを目の前で演奏していただけるとは。

 

調律師さんの説明によると、パイプオルガンの楽譜は右手、左手、足用の五線譜が3つ並び、調を変える記号も書かれているのが特徴だそうです。調は鍵盤上にある木の出っ張り。鍵盤を弾きながら押したり引いたりもします。

全身を使って弾くのでとてもダイナミックですが、音の重なりにまとまる不思議。調和とはこのこと。

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周りはあっという間に人だかり。演奏に聴き入ります。

 

鳥肌もの。

パイプオルガンの音が上から降ってくるような感覚でした。

これを教会の1階で聴くとまた違う。今度は音が柔らかく、包まれる感じ。

 

今日はなんと五感を刺激される1日だったでしょう。

 

旅行といえば、お土産や買い物、レストランでの食事、スパ・マッサージも好き。

でも、こういう体験も好き。しかも、知らない誰かとでも共有できることが更にいい!言葉の壁を超えて、一体感のある時間!

むしろ、言葉はいらない。