おらフランスさ行ぐだ!

フランスでの語学留学

フランス語学習17

新学期となって、半分の学生が入れ替わりました。

 

例の如く始まる自己紹介。そしてその後に続く質問タイム。

これはお互いを知るという意味合いもあるのですが、相手の言っていることを聞き取って、すぐに文章にして質問する、ということが試されています。

 

新しい十二支仲間:名前は◯◯です。××出身です。△歳です。フランス語を勉強する理由は...

と・も・子はいつも思います。

名前は必要ですね。でもそれ以降、必要??

 

と・も・子:名前はやーさんです。出身は日本、所属は◯◯組。齢はある時から数えてない。趣味は競馬。時間があれば終日パチンコ。ドイツ語を勉強したかったけど、ドイツ語が読めなくて間違えてフランス語に申し込んでいました。

 

もう、これ、適当に言ってみました。

知った仲間は笑っている。先生は氏名一覧を見て、と・も・子、という綴りの中にやーさんの要素がどこにあるか探っています。

その他の新しい仲間は、一生懸命に理解しようとしています。

 

はい。これがと・も・子です。

 

それに質問タイムで必ず聞かれる歳、婚姻状況、子どもの有無。

 

歳はまだいい。

でも、離婚したてかもしれないし、子どもがいないカップルもいるでしょう。流産経験だってあるかもしれないし。子どもを亡くしているかもしれないし。

言わない、ということは言いたくないからという理由のこともあるでしょう。

 

まあ、でもフランス語の練習だと思ってこういうことを聞いてくる人の人格までは否定しないでおきたいけれど...

 

こんな葛藤の中、南アフリカのマちゃんの自己紹介が始まりました。

マちゃん:こんにちは。マと言います。出身は南アフリカ。この間まで働いていたけど今はフランスにいます。スキーが好きで毎週末行っています。

 

始まりました質問タイム。

質問1:どうしてフランス語を勉強しているんですか?

マちゃん:うーん、そうね、40歳のクライシスってやつね。

と・も・子:(おしゃれ!)

 

質問2:子どもはいますか?

マちゃん:はい。2人いて、二人ともアメリカンビーグル。

と・も・子:(おしゃれ!)

 

質問3:好きな食べのもは何ですか?

マちゃん:肉、ですね。

と・も・子:(おしゃれ!)

 

このやりとりでマちゃんの人となりが見えたと・も・子。一瞬でマちゃん信者に。

マちゃんの生き方に憧れる。

 

マちゃんに言いたい。

と・も・子には40歳のクライシスはわかる気がする。マちゃんの体験したものとは同じではないけれど、女性、未婚、子どもなし、外国で勉強をして時間を「潰して」、次の仕事は食べていけるなら何でもいい。おそらく、明日死んでも悔いはないよね。ビーグル2匹は心配だけど。