フランス語学習13
語学学校では発音の授業があります。
と・も・子は割とこれが楽しみ。なぜならば、この語学学校ではこの先生以外、発音を教えることができる人がいない。
他の先生たちはひたすら同じような音を出させて、それじゃない、というだけ。
それは知っていますよ。
と・も・子が知りたいのは、どうやったらその音が出せるかということ。
と・も・子だって日本語の音が違うとかあってるとかは言えても、どうやってその音を出せるのかはわからない。
割と衝撃的だったのは、発音できない音があるということ。
「さしすせそ」が「たちつてと」になって聞こえるというのは発音を獲得していく過程の中で、日本の子どもたちの中にもいます。
でもあくまで「さしすせそ」っぽい「たちつてと」。「さしすせそ」も「たちつてと」も同じになる場合、特別な訓練を受けないといけないことが多いです。
発音の授業ではよく先生が言います。
国によって言えない音があるよ。
ある国の人は「こ」と「ご」が言えませんでした。
日本語で言ったら、音としてはまるっきり「ここ」と「ごご(午後)」
どっちも「ここ」
フランス語の発音の話になった時、よく言われたのは、「R」の巻き舌っぽい発音できないよね。
これは訓練次第でそれっぽくはなりそうです。
口笛を吹ける人と吹けない人の関係に似ているでしょうか。
口笛を吹ける人は教えてもらったわけではないのにできる。でも、できない人はできない。その唇の形や舌の位置を教えてもらってもできない。
スキップも然り。
ちなみにと・も・子ができないのは発音記号で言うと[u]。
日本語にその音がないので文字では書けません。
で、と・も・子は思いました。
できなくたっていいじゃない、だって人間だもの。ありがとう、みつをさん。
この発音[u]は捨てる。
だから、「ここ」と「ごご」が言えなくて泣いた十二支仲間に言ったさ。
その音を正しく発音してなくてもコミュケーションで困って無いじゃん!言いたいこと通じるじゃん。ココナッツがゴゴナッツになってもわかる。
ゴゴナッツが通じなかったら、椰子の実と言えばいいさ。午後は適当に14時とかに言い換えればいいさ。ここ、が通じなかったら指でも差して「こ!こ!」と言えばいいさ!
ある特定の発音ができなくても全く問題無い。上手にできるようになったら嬉しいけど、他にもやることありまーす!ただの発音です。
英語だって日本語だって、色々な発音の人を受け入れているではないですか。
フランス語ダイバーシティ。