人生の転換点が来る3
学校終わりのバスで。
バス友達のマダムと同じバスに乗っていました。朝も一緒のバスで、それもほとんど毎日。同じ生活リズム。
マダム:こんにちは!学校どうだった?
と・も・子:こんにちは!同じバスぅ!ミラクルぅ!学校、良かったよ。
マダム:これから何するの??
と・も・子:特にないよ。家で休む。
マダム:買い物に行かない?
と・も・子:え?いいよ!!
マダム:じゃあ!行こう!
さて、マダムが向かったのはイタリア食材専門店。これはこれで楽しかったです。見たこともない大きさのパスタや、オイル漬けの豊富さ、その他目新しいものでいっぱいでした。
ちなみに唐辛子ジャム買ったのですが。
でも一番嬉しかったのは、車中での会話。
今、娘さんは私と同じく海外の語学学校にいっています。マダム自身もアメリカでの留学経験があります。
自分が留学生時代に経験したことを私にしたい、と言うのです。色んなこと、たくさん経験積んでね、というわけでです。買い物しかり。ちょっといつもと違うお店に行くのもいいんじゃない?と。
ホストファミリーにあれやこれやと連れて行ってもらったのがいい思い出、とマダム。
現在留学中の娘さんも、とてもいいホストファミリーに当たって、得るものが語学だけではないはず、と言っていました。
本当にその通り。
私も実際、この語学留学で得るものはフランス語だけではないはずです。
一緒に学んだクラスメイトやホストファミリーとの縁。
マダムとの出会いや全くフランス語を話せない私に優しくして下さった本屋のお姉さん、ジムのお兄さん、皆々様。
それにと・も・子はピエールとクロードがどこにも連れて行ってくれない、なんて思っていません。
ピエールとクロードは私に部屋を貸して、食事を出すというので十分だと思っています。高校生だったら異文化体験や安全面からホストファミリー同伴で何かをする必要があると思うのですが、と・も・子は35歳です。
自分で責任を持って何かをします。
それに各々、事情もあるでしょうから。と・も・子は現状に満足しています。
大人だからさ、友達だからさ、これからも車に乗ってどこかに行こうね!
こう言ったマダム。
まさにこういうお付き合いがいい!
素敵。