(フランスの)雪国9
いよいよ寒くなり、コートが欲しいなあ、マフラーも買わなくては、と決意したと・も・子。
日本にいる時から決めていました。
おシャレなコートは雪国で買っちゃおう!だってフランスだもの。フランスのコート!
そう思って雪国の街を探してみました。
うーん、いまいちこれ、というものがない。
そして、いよいよ思いました。
...ここが田舎だからか。
おそらくパリに行けば好みのおシャレなコートが見つかるでしょう。
だって、先日、図らずもジュネーブのデパートに入った時、並んでいる商品のにおいが違っていたのですから。
ここ雪国は...田舎。
と・も・子のお里でも、例えばコートが欲しい場合、売っているお店は数えるほどしかありません。好きなブランドがある場合、東京に行くしかないこともあります。
雪国の良さもあるんです。
でも買い物、特に長く使いたいものを選ぶにはとても困ります。適当に買いたくありません。
そして最後に残ったのがギャラリーラファイエットというお店。
チェーン店らしいです。
もしかしたら、ちょいとおシャレなものがあるかも!そういう期待を抱いてお店に入ります。
作りは東京のデパート。
ちょっとおシャレなにおいを感じながらある一角へ。
お兄さん:こんにちは。このブランドはご存知ですか?
と・も・子:こんにちは。存じ上げません。ごめんなさい。
お兄さん:これはパリのブランドです。コンセプトはミニマリスト、です。
と・も・子:そうなんですね。ありがとう。
これで、購買意欲が消失しました。
雪国中を探してもコートがない。挙げ句はミニマリストのお店で買おうとしていたなんて何だか矛盾している。色々。
お店だって無理矢理買うのを推奨しているわけではないけれど、買って欲しいはずでしょう。
そういうわけで、母に連絡。
と・も・子の使っていたコートを送って欲しいです。と・も・子の友達が雪国に来るので持って来てもらえないか聞きます。
そういうわけで、コートは買わない、という選択をしました。
ミニマリストの仲間入りではないけれど、無駄はやめます。