と・も・子、歯医者に行く3
来てしまったよ、この日。
と・も・子は歯医者が好きだ。
虫歯の確認だって丁寧にやってくれるし、クリーニングはエステそのもの。
クリーニング後の歯のつるつるを感じる度に、次のクリーニングが待ち遠しくてたまらない。
でも今回は不安もあります。なぜならば言葉の壁。
予約から時間があったと言うのに、何も準備していませんでした。
歯が欠けました。クリーニングして欲しい。でも、プロなので見ればわかると思うけど、被せ物は高いやつなので扱い注意でお願いします。保険は個人で入ってます。あ、あと私は言葉がめっちゃ不自由です。
これを言いたい。
頼みの綱は先生。休み時間に紙に書いてもらうことにしました。
だって、クリーニングって何て言うのよ?被せ物っていう単語は?
扱い注意で、って「わかってるだろうな?」みたいな脅し文句になったらそれはそれは問題です。
授業中も色々想像してみました。
治療費が保険でカバーしきれなくてもいい。払える金額ならば。でも30万円だった場合、日本に帰国した方がメリットが多いのではないか。
営業トークされたらどうしよう。
実は歯医者じゃなかったという可能性。
で、結論。
治療費:23€
内訳:クリーニング、欠けた部分を整える
所要時間:30分
営業トーク:なし
と・も・子:ここ欠けました。
本物歯医者:どれ?まず全体診る。アレルギーあるか?
と・も・子:ラテックスok!どうだ。日本の歯医者は?いい腕か?
本物歯医者:いいな。欠けた部分、虫歯ではない。欠けているだけ。磨いて終わり。
と・も・子:ok。次の予約要るか?日本では三ヶ月毎にクリーニングしてたよ。
本物歯医者:えええ!!!あなたは要らないよ〜歯、きれい。問題あったらまた予約して来て。電話できなかったらこの前みたいに直接来て。
と・も・子:え。ok!
なんだか拍子抜け〜
保険会社のお姉さん、学校の先生、歯医者さん、皆さんありがとう。
歯、つるつるなう〜
快適なう〜
と・も・子が心配しなくてもいいけれど、23€で採算取れるのかしら。もうちょっと値段あげてもいいんじゃない?
控え目な値段設定、フランスらしくない。